5月31日 23:31
子どもが成長する時、必ず、何かしらのきっかけがあります。
そのきっかけが掴めれば、言うことなしなのですが、そうは問屋がおろしません。
日々の練習で全力を尽くし、集中して取り組む。
今やっている練習が試合の中で活かせると、楽しさや満足感、達成感が増します。
このきっかけこそが、成長の鍵なのです。
結果を出すこともまた、きっかけの一つなのですが、それ以上に大きいのが、今やっている取り組んでいることができることだと思います。
なぜなら、コーチからの評価や励まし、褒められる機会を得るだけでなく、周りの子どもたちからも羨望の眼差しや評価を得られるからです。
「すげ〜!」「上手い!」「やるじゃん!」などなど。
言われれば気持ち良くなるし嬉しいし楽しい!
これに尽きます。
週末の試合で出た課題や、できたことへの評価。
できなかったことへの反省を踏まえた修正点の共有をコーチと選手が行う作業。
月曜日練習でできるのは非常に大きな価値があります。
だから月曜練習は重要なのです。
選手一人一人に声掛けでき、個人的な話ができるからです。
子供が成長するときに必ず通る通過点。
その通過点での課題や改善点は、練習や試合の中でしか解決できません。
そこに気づく子だけが伸びるのです。
気づきこそ最大のポイントであり、分岐点になるのです。
指導者や教師、講師が伸ばしたとかいわれますが、それは違います。
あくまでも、そこに立ち寄って導き気づきを与えただけです。
本当に気づいて自分で考えて判断し行動したのは当の本人なのです。
子供が成長する時、そこには「勇気と本気と気づき」があります。
ミスを恐れず勇気を出してチャレンジし、本気で取り組めば、そこには成功と失敗が隣り合わせにあり、そのポイントに気づいて成功へと導ければ必ず成長します。
だからこそ、失敗という経験は大切なのです。
気づくこと。
こればかりは、自分自身で気づけないと、その先には辿り着けません。
5月10日 10:05
GW期間中に体調不良になった選手が多数いました。
これは春休みや夏休みにも同じことが言えます。
体調不良の原因はともかく、スポーツ選手を育成する立場から、できるだけ体調(コンディション)維持に努めてまいりたいと願っています。
そこで保護者の皆様に、いくつかお願いがあります。
近日中に配布しますアンケートにご協力ください。
必ず記名で正直に記入お願いします。
練習や試合後、30分以内に必要な栄養を摂取することで疲労回復と栄養補給につながります。
健康維持、成長促進にはこれらの原理原則を守りながら実行していくことが大事です。
遠征試合の際は、軽食(おにぎりやパン類)を必ず持参してください。
ホームゲームの場合でも3時間以上ある場合は捕食を持参する。
遠征試合では、飲み物は多め(水や麦茶1本+スポーツドリンク1本)に用意する。
お水や麦茶であれば擦り傷や手洗いにも使えるので多めにあると良い。
スポーツドリンクはアクエリアスかポカリスェットがベスト。
OS-1や経口補水液のゼリー飲料を1個携帯する。
試合時の移動と試合後は必ず着替える。
天候や気温に応じたウェアを着用する。
お風呂上がりは体を冷やさないような衣類を着用する。
体調維持するには、着替えを上手くしてください。
汗をかいたままの状態は疲労の蓄積だけでなく体を冷やします。
体調不良になる原因の一つです。
睡眠時間をたっぷり取る
寝る子は育ちます
就寝時間と起床時間は規則通りにすることが健康維持に繋がります。
ご要望があれば、栄養講習会を講師の方をお招きして開催いたします。
ご意見などありましたら、お気軽にお申し出ください。
是非、皆様のご理解の元、引き続きご協力よろしくお願いします。
4月9日 06:58
『何をどう学ぶかが大切』
春休みが終わり、この期間中にいくつもの大会や試合、練習を通して、子どもたちが何を学べたか?を検証する必要があります。
春季強化TRのテーマは、「周辺視野の確保(良い視野の確保)」
ボールが来る前に周りを見る
ボールのない時に周りを見て良いポジションを取る
パスを出したら前を向いて走る
ワンタッチでボールコントロールしたら前を向く
予備動作を入れて周りを見る
サッカー選手として、これができないとプレーが成立しないほど需要なファクターです。
いくつかの大会に出場し感じたのは、上手くて強いチームは必ず周辺視野が良くピッチの幅と深さ(広く大きく)を使っています。
そしてもう一つ重要なのが、判断の速さです。
どこでパスを出し、どうボールを運んでフィニッシュまで持っていくか?
これを向上させるための取り組みが強化TRです。
頭で理解し、体で覚えさせる。
繰り返しやる。
やり方だけでなく戦術面でも。
そのためには、周りを見ることが重要になってきます。
試合で対戦して感じるのは、ポジショニングの上手さと基礎基本技術の安定感です。
繰り返し行うドリルトレーニング。
基礎力の差が試合結果に現れます。
基礎利欲を身につけるには、ある程度の量と質。
量は毎日、時間を決めて(15〜20分)繰り返し行う。
質は強度=強さ、速さ、タイミング、距離など
自分なりに考えながらやれるかどうかで、その質は決まります。
自主練のできる選手は、主体性があるので身につくのが早く上手くなります。
もちろん、それには一定の条件があります。
定期的に行う。
自分自身で考えて行う。
時間と回数を決めて行う。
サボらない。
諦めない。
上手くなる選手は必ず自分でやり出します。
そこがポイントです。
あくまでも自主性と主体性が絡んできて、上達するです。
春休み、充実できましたか?
やりきれましたか?
コーチはやりきりましたが、最後の最後に多くの課題と現実にぶち当たりました。
また考えなくてはならない大きな壁があるのが見えました。
さあ、今日も一日、やりきりましょう!
3月30日 10:19
3月19日(日)U-12卒団式を行いました。
昨年からようやく元通りの卒団式ができるようになり、安堵しています。
一年は早いもので、本当にあっという間に過ぎていきます。
目標にしていたチームビルディングの確立が、やっとここにきてできるようになってきました。
みんなで力を合わせて試合を進めていく。
良い時もあれば、そうでない時もある。
「やるか?」、「やろうとするか?」です。
「できないこともあれば、やってもうまくいかないこともあります」。
それでも、「やろうとするか、どうか」が大きな鍵になります。
最後まで諦めない気持ち。
サッカーW杯日本代表やWBC日本代表選手たちを見ても、そう感じますよね!
この気持ちを育てるのが、指導者の使命だと思っています。
春は出会いと別れの季節です。
家庭事情でクラブから離れる選手や個人的な事情で離れる選手もいれば、新しくクラブに関わり楽しんでくれる選手もいます。
一期一会。
この出会いを大切にしながら、彼らと共に歩んでいきたいと桜を見ながら、そう思っています。
進級や進学することで、又一つ上のレベルでの挑戦が続きます。
その挑戦に向かって、自分なりに多くを学びながら頑張っていきましょう!
保護者の皆様、引き続きよろしくお願いいたします。
1月24日 12:54
試合で勝つために必要なこと
日々の練習で積み重ねたことを試合で試す。
今取り組んでいる課題を意識してプレーに活かす。
これが出来れば大抵の場合上手くいき、試合に勝つことができます。
まあ最も相手のレベルにもよりますが、強度の高い相手の場合は、さらにプレースピード(止める・蹴る・判断)を上げる必要があります。
試合中にボーッとボールをぼんやり見ているようではダメです。
そしてもう一つ大事なスキルがあります。
それはコーチングの声です。
指示やアドバイス、励ましの声。
良いプレーや仲間を称え奮い立たせるための声かけ。
ピンチを凌ぐ時や防いだ時の声。
ボールを要求しポジショニングやカバーリング時の声かけ。
自分がやる、味方の誰かに任せる時の指示の声。
確認の声。
この声かけができないとピンチが増え失点してしまいます。
なぜ?これができないのでしょうか??
原因の一つに無責任があります。
自分で責任を負わない。事実を受け入れない。
他人任せ、自らの責任や権利の放棄です。
人見知り?そんなの関係ありません。
だったらサッカーやるな!と言いたい。
そんなの逃口上です。
だって目の前にあるボールをどうにかして動かしてプレーするのだから声出して思いっきりやったら良い。
なのにやらない・・・
普段は声出して遊んで騒いだりふざけたりしているのに?
責任感を持たせる。自己責任を取る。
やり甲斐を持たせる。達成感を持たせる。
自信を持たせる。存在感を示す。
自分のことは何でも自分でやる!
自分で責任を持って取り組ませ、ミスしても最後まで自分がやり遂げる機会をつくる。
そしてできた時は褒める。
できなかった時は何でできなかったのかを一緒に考える。
声出そうよ!
元氣になる!勇気出せる!やる気出る!本気になれる!
全力全開でやり切れる!
声出してやったら、スッキリするよ!
まずは、やりきろう!
そうすれば、たとえ満足いかない結果だったとしても次に進める。
サッカー用語で、「後ろからの声は、神の声」と言われている。
12月30日 14:47
2022年の全活動が無事終了しました。
これも一重に保護者の皆様のサポートのおかげです。
安全で安心して楽しめるクラブ運営へのご理解とご協力に感謝します。
コロナ禍の中、窮屈さは相変わらずの一年でした。
学校校舎工事もあり満足いく活動ができず、大変ご迷惑をおかけしたことが残念でなりません。
やはり練習時間と場所の確保は大きい。
もっと成長できたのに…
そう思うと悔しさと不甲斐なさが残ります。
来年は学校工事も終わり新年から従来通りの活動ができるようになります。
2022年はW杯もあり、サッカーに対する情熱や意識の変化があったのではないでしょうか?
普段練習している技術や戦術、試合でのプレーが身近に感じた事でしょう。
ボールを思い通りにコントロールしパスしたりドリブルしシュートを決める技術。
相手の攻撃を止めてゴールを守る守備力などプロのプレーを見て感じたことはたくさんあったのではないでしょうか?
来年以降、取り組むべき課題は、「ボールを失わないコントロールでゴールを目指す」です。
その中に詰まっている技術を習得できるようトレーニングに励んでいきたいと思います。
個人練習をやってください。
いわゆる自主練です。
普段やっている練習で、一人でもできる練習をコツコツ積み重ねるのです。
壁打ち、リフティング、ジンガ、ドリブル、シュート、相手を交わし外すコントロール、浮き球コントロールなど。
遊びの中から得ることが上手くするコツです。
定義はありません。
自分で考えて実践していくのです。
それこそが学習です。
そう学ぶのです。
自ら。
今日、サッカーの王様ペレさんが亡くなりました。
ペレさんは貧しい家庭で育ちましたが、自分が大好きなサッカーをしたくて自分で練習し学び、そして世界的な選手へと成長しました。
何でもいいから、まずは自分でやってみましょう!
工夫しながら、応用しながら。
それこそが自分の時間。
やれば、やった分だけ返ってきます。
やれば、やった分上手くなります。
それが努力です。
やるか、やらないかは、あなた次第。
やったもん勝ちなのですから!
それでは良い年をお過ごしください。
1月4日にお会いしましょう!
12月8日 20:30
W杯での日本代表の活躍と躍進、素晴らしかったですね!
さて、みなさんは日本代表がドイツに勝ち、スペインにも勝つだろうと予測しましたか?
サッカーは、やってみなければ分からないスポーツだということを初めて知ったのではないでしょうか?
今言えるのは、日本代表が勝つと信じて疑わなかったのは、選手とスタッフ、関係者なのではないでしょうか?
ボールは保持されゲームも支配されていた前半、2〜3点は奪われるのかな?そんな気がしましたよね・・・
でも後半が始まったら日本のペース。
徐々に相手のボールを奪って良い形をつくり、素早い攻撃から得点を奪う。
まさに刹那。そんな言葉が聞かれた瞬間でした。
選手全員が一丸となって戦う姿。
誰もが全力で挑み、誰もが汗をかいて走り、誰もが泥んこになってボールを追いかけゴールを目指しゴールを死守する。
そんな姿に感動し共感を得ました。
素晴らしい戦いに「ブラボー!」。
この一言に尽きます。
さあ、次は皆さんの番です。
ピッチに立ったら誰もがヒーロー。
誰もがブラボーです!
全力で挑みましょう!
全力プレーでサッカーを楽しみましょう!
試合後は笑顔で、やり切った充実感を得ましょう!
日本のサッカーは扉をこじ開けました。
でもまだ先はあります。
それでも一歩前進して足を踏み入れたのです。
次は皆さんの番です。
さあ、思いっきりやってみましょう!
11月18日 12:00
2022 WORLD CUP QATAR
いよいよ始まるW杯
4年に一度の祭典
子供から大人まで熱狂し興奮するサッカーワールドカップ
日本代表はもちろんのこと、世界を代表する選手たちの素晴らしいプレーと勝敗に一喜一憂する。
それがW杯です。
今大会の一番の見どころは、メッシとロナウドにとって最後の大会であること。
モドリッチもベンゼマも最後の大会。
彼ら皆、世界的な選手であり、我々サッカー人にとっての憧れの選手です。
メッシは優勝してマラドーナを超えてほしいし、メッシの喜んだ笑顔を見たい。
そう思っている人は世界中にいる。
メッシは、グラウンドや外でも子供たちとの触れ合いやファンサービスに気軽に応じる。
決してサインや写真撮影を断らない。
いつも笑顔で応じる。
これがメッシのメッシたる所以です。
本当に優しい。
だから世界中の子供達から愛され尊敬されるのです。
メッシは本当にサッカーが好きでフットボールを愛している。
だからサッカーのプレー中に相手からファウルを受けようが何か言われようが気にせず、ものともせずにすぐにプレーに集中し続ける。
よほどのことがない限り怒らないし文句を言わない。
私たちはどうでしょうか?
好きなことに集中してがむしゃらに駆け抜ける。
必死になって挑んで挑戦し続ける。
そんな時に上手くいかなくてもひたすらやり続けられますか?
誰かに文句や悪口言ったり、物に当たったりしませんか?
もしそのような事が起こりそうになったら、思い出してください。メッシの立ち位振る舞いを。
世界一の選手メッシだったら、そんな時どうする?
自分をメッシだと思って考えてみるのです。
勇気ある君なら、スッと立ち上がって前を向いて、ただひたすらにボールを追いかけゴールを奪いにいくでしょう!
勝っても負けても前を向いて歩き出す。
メッシのように・・・
W杯は何が起こるかわかりません。
厳しいグループに入った日本だって、やれる!
日本人でサッカーをプレーしている人たちの中で一番上手い選手の集まりが日本代表なんだから、みんなで応援しよう!
僕らの誇り。
さあ、始まるよ!
みんなで声を合わせて応援しよう!
がんばれ日本代表!
心一つになって・・・・
10月19日 21:17
「JAPANS WAY」
この言葉は、日本サッカー協会が定義している言葉である。
日本サッカーの進むべき道は?
何を原理原則として、どう前に進んでいくべきなのか?
何をスタンダードとして取り組み、選手たちにどういった技術・戦術・体力・精神力を習得させて発揮させるかを表した言葉です。
さて日本サッカーは、どう進んでいくのか?
その答えが少しずつであるが、見えてきた。
まずは東京オリンピックでの男子・女子サッカー
男子は、あと少しで目標に届くところまで来たが、残念ながら相手のずる賢さの前に惜敗した。経験値に差が出た。
先日のU-20女子W杯。惜しくも準優勝。
日本という民族性や多様性を生かしたサッカーだった。
今行われているU-17女子W杯。
彼女たちもまた、日本の民族性や多様性を生かし賢くてクリエイティブなプレーで邁進している。
日本人には日本人としてのアイディンティがあり、体格やスピード、几帳面で繊細な性格がサッカーを表現している。
そういった良い面を生かしたプレーモデルで試合をすれば良いのだが、如何せん、あと少しのところに詰めが足りない。
そこがもどかしい。
大胆さや大雑把さ、大は小を兼ねる的なアバウトさが必要なのかもしれない。
アッチFAで選手や保護者の皆さんにお願いしたいのは、子供も親も皆、何かを始めたりする時は、まず自分で考え、どうしたら良いか?どのようにすれば最善かを自分が考えて決めることを推進することを奨励してほしい。
親が全て決めるのではなく、話し合って、議論してから決める。
その上でやってみて、上手くいかなければやり直せば良いということを。
日本の学校教育は、教師が教科書通りにことを進め、計画通りにことを運ぶ。
教師の意見とやり方が全てで、それ通りにやらなければ許可されない。
でもそれでは、個の意見や主張は尊重されない。
まず議論して、その上で取り決める。
「君はどう思うんだい?」「君の意見や考えは?」
互いの考えを話し合い、議論し、考えて判断する。
間違っていて良い。
その間違いから何かを導き出せるのだから。
サッカーはミスのスポーツ。
ミスの上に成り立っている。
そのミスをミスで終わらさないために必要なことをする。
だからミスを恐れてはならない。
そうミスから学ぶのだ。
JAPANS WAYを日本人は信じて邁進するしかないのだが、どうしても一つだけ大きな障害がある。
それは日本学校教育制度である。
大人が頭から教えるのが当たり前である仕組み。
これを変えることだ。
教える、教えられる=当たり前を変える、止める。
習うのではなく、やる(DO!)のだ!
自ら学ぶ、自ら考える、自ら判断し決断して行動する。
そのためには自らの考えを話し、人はその話を聞いて議論することが重要なのだということに気づくべきなのだ。
そうでなければ、指示待ち人間ばかりになってしまう。
大人がいつも答えを言って、子供はその答えを待ち、答えだけを学ぶ。
JAPANS WAYは、自ら考えて判断し決断して行動する。
皆で話し合い、共有していく。
アッチFAファミリーは、JAPANS WAYでいきたいと願っています。
10月2日 16:23
学習能力の向上
上手くなるには、何が必要で何が大切なのか?
どうしたら上手くなり、何をすれば良いのか?
答えは、「主体性」があるか、持てるか。
では主体性とは何か?
個人的に取り組む姿勢である。
今日サッカーがあるのであれば、何時に起きて朝食を食べ、用意して何時に家を出る。
前回の練習を思い出し、何をどうすれば上手くいき、どうやればもっと上手くなるのか、楽しめるのかなどを考えることである。
試合で上手くできたこと、上手くいかなかったこと。
できること、できないことなどの課題や反省点。
たとえば、ここにボールが出たら相手からボールを奪われずにボールを運んでゴールする。
相手のボールをどこで奪って、同ボールを味方に繋ぐのか。
その時に必要な技術は何か?
ボールの置き所やタッチ数、体の向きなどを考える。
相手に素早く寄せてボールを奪う、相手から遠く離れたところでボールを受ける、相手から遠い足にボールを出す。
味方の位置、相手の位置、空いている所、ボールの位置。
それらを自分で見て、考えて予測し判断する。
そう判断することが一番大事なのです。
では、その判断はどう養い育むのか?
皆さんのお子さんは、常に自分の意見を持って自分の意思で考えて判断して行動していますか?
たとえば、日々の生活の中で自分で用意や準備、後片付け、家の仕事などを積極的にやっていますか?
学校の準備や配布されたものを出す。
明日、サッカーがあるのならユニフォームやビブス、用具など自分で用意していますか?
指導者の話を聞く、その話を理解してすぐに真似てみる。
分からないことや理解できないことを質問できますか?
自分の意見を率直に言えますか?
答えが合っているか間違っているかに関わらず、答えを言えますか?
自ら積極的にグラウンド準備や用意、片付けやれますか?
主体性のある子は伸びます。成長します。
主体性のない子は伸びません。成長しません。
主体性が、全てです。
主体的に取り組める子だけが成長します。
では主体性を身に付けるには、どうすれば良いのでしょうか?
答えは、子どもを「信じて待つ」ことです。
自由を与えて自分自身で考えて取り組ませることです。
それには親自身が主体的に考えて行動できないといけません。
子供の意見や意思、主張を尊重するのではなく、子供が本当にやりたいことや好きなものをよく観察して見極めるのです。
親の観察眼と忍耐力(精神力)が重要です。
主体的に取り組むには、子供が自分で責任を持ってやらせるのです。
でもこれができない人が多いのです。
だから主体的に取り組めない。ここが問題なのです。
アッチの体験練習会では、そこを見ています。
初めての子が、アッチでやっていくには自分から入ってドアを開けて行動していかなければやっていけません。
だって教えない指導だから。習い事ではありません。
自分から学びに来ないと上手くならないし成長しません。
本人がやりたいか?やってみたいか?を自由に考えて決めさせることが大切なのです。
親が決めるのではありません。
やるのは本人なのだから。
転ばぬ先に杖を持たない。こと・・・・
9月11日 14:46
練習がもたらす大きな意味と意義
ある程度のレベルで経験のある指導者であれば、トレーニングメニューを見れば今日、選手たちに与えたい技術スキルと戦術内容が分かる。
トレーニングにはストーリーがあって、結末に向かっていく過程の中で必要不可欠な内容を同取り込み表現し獲得できるか?
意味を理解し習得できるよう簡単で分かりやすくしたメニューにできるかが大きなポイントだ。
今日やったスローインからのリスタート。
投げるボールの質。
受ける側の立ち位置(ポジショニング)
受け手の体の向き(良い視野の確保)
受け手と出し手のコミュニケーション(アイコンコンタクト)
受け手と出し手のコンビネーション(リトリート)
スローインはボール保持者にとっては大きなチャンスであり、ゴールを奪える機会があることになる。
守備側はボールを前に運ばせずにカットしたりクリアしたりしてチャンスを潰す。
またボールを奪ってカウンターをつくる機会にもなる
どこに投げて、どんなボールを投げるか?
投げた後の処理や投げてから素早く動き走る
人にに投げるのか?
スペースに投げるのか?
守備側はどこを一番に守り、どこから守ってどう守り切るのか?
スローインはチャンスにもなるが、ピンチにもなりうる。
だからこそ、まずは良い位置(良いポジション)を取る。
視野を確保する(ボールと相手、スペースを観る)
体の向きによって、きたボールを一発でゴール前に入れたりダイレクトでシュートを打ったりできる。
これらを3つのブロックで行い、質を高めながらどう攻めて守っていくのかを考え、最善の判断ができるようトレーニングしていく。
そして最後のゲーム。
通常とは違い、すべてのリスタートはスローインから。
投げ入れる位置や投げるボールの質を考える。
投げる前に見ておく。
投げる時間を長くかけない。
ジュニサッカーではスローインは頻繁に起こり得るシチュエーションだ。
だからこそ大事にしたいトレーニングでもある。
浮球処理、コーディネーション、創造性、仲間とのコンビネーション。
とても多くの要素が詰まったスキルである。
一連の流れから多くを学べたのなら最高です。
繰り返し学んでいこう。
9月4日 15:24
選手自己評価(自己採点)
本日の練習後に夏季強化TR、及び、夏休み期間中の活動における自己評価(自己採点)を行ってもらいました。
明日の練習から選手に自己評価表を返却します。
私の評価(採点)と併せて親子でご参照くださるとありがたいです。
自己採点が高い選手、低い選手、コーチの採点とほぼ同じ選手(前後3〜4点以内)など個の性格が見てとれて大変興味深い結果となっています。
自己評価(自信を振り返る=反復)することの大切さを感じます。
選手が上手くなる、強くなる、たくましく、賢くなるために必要なことは何か?
自身が積極的に考えて動く。
自分から挨拶し準備し行動する。
自分のサッカー用具を自分で用意し片付ける。
時間を遵守する。
自己管理できる(栄養、睡眠、休養、勉強)
自主練する。
一見、サッカーとは無関係のように思えますが大きく関係します。
上手くなろう、賢くやろう、カッコよくやろう、強くなりたい!
そういう気持ちが前面に出て全力でやり切る。
毎回の練習や試合で、常に100%全力出せるかどうか?
これから数ヶ月で夏休みの成果が徐々に出てきます。
サッカーはただのスポーツではなく、常に瞬時に観て=考え(認知)、適切な判断をし、瞬時に予測し、判断(決断)し行動(実行)するスポーツです。
頭(脳)と体(身体と精神力)を同時に使うスポーツです。
だからこそ、難しくて面白い。
やりきれれば、やりきっただけ達成感があります。
その反面、走らない、動かない、やらない、やりきらなければ達成感も成果もありません。
また練習で課題に取り組み、反復し改善や修正できなければ成長はおろか、学習能力も上がりません。
残念ながら、そういう選手は成長しません。
だからこそ、日々反復し、やりきるのです。
汗をかいて必死にもがいて、課題を改善するためにやりきるのです。
100%全力!
これが成長するポイントです。
コーチは腰痛でリハビリ中ですが、夏休みも100%全力で走り切りました。
自己採点は93点ですが、怪我もあり89点でしょうか?
あなたの達成感(自己評価=自己採点)は、どのくらい?
8月22日 20:59
夏休みが始まって、ちょうど1ヶ月。
もう残り少なくなってきました。
やり残したことや宿題は大丈夫かな??
さて子どもたちは相変わらず元気ですが、休み疲れや休日明けでボーッとしてしまうことがあります。
顔つきが悪く、目に力が入らない。
気の抜けた状態が続いていました。
休み明けの活動は難しく、こちらの期待通りにはいきません。
ですから、できるだけ休みを取った場合の翌日は練習にして様子を見ることにしています。
それでも気の抜けた状態は危険です。
喝を入れたり、無理にプレーさせずピッチから離したりします。
体調不良や病気明けの選手も複数いて、なかなか難しいのが夏休みの活動です。
さて、ようやく今日、選手たちの目に輝きと生気が戻り、動きも良くなってきました。それでもコンディション不足の選手がまだいて、万全ではありません。
汗をかいて動いて改善していく以外ありません。
この夏に一皮むけた選手がいます。
刺激や影響を受け、やる気と集中力が増しプレーにも大きな影響を与えています。
基礎基本練習を始めた当初は、やり方を覚えるだけでも大変で、その練習目的や使い方を習得するのに時間がかかりました。
ここにきてやっと何とかマスターしてきました。
これを試合で生かし、習得できれば嬉しい限りです。
課題は、自分たちで何とかする、何とかやる!そういう気持ちを一人一人が持って行動してくれることに期待しています。
皆、日焼けして顔も腕も足も真っ黒になりました。
たくましく精悍な表情です。
サッカーだけでなく多くの経験と体験を蓄積してこれからの活動に役立ててほしいと思います。
今取り組んでいる課題を終えたら、次はコンビネーションです。コンビネーションを上手くやっていくには互いのコミュニケーション能力が必要になってきます。
声を掛け合う。アイコンタクト。ボディコミュニケーション
サッカーで必要な連携プレー。
パス&コントロールの質を高めながら連携をとって攻めていく。
夏に蓄えたエネルギーを秋に実らせ収穫する。
楽しみです!
7月25日 22:31
夏休みがスタートしました!
夏季強化TRも初日、U-10都電リーグおかげさま杯も無事終了しました。
大会を行うと課題や改善点が多く見え、この課題を抽出し改善し修正していく作業を1ヶ月かけて行なっていきます。
特に大切なことは、一つのテーマに対して行うトレーニングの意味や方法、目的を理解し実践すること。
何をどのようにしていくかを考えることです。
その中で基礎基本技術を高めていくことです。
そのために必要なのは、自分自身の課題や取り組むべき優先順位を理解し実行することです。
自分自身を振り返り見つめ直せるかどうかがポイントです。
これができないと、同じ失敗を繰り返し続けることになり、成長を鈍化せていきます。
成長する選手としない選手の差はここで決まります。
夏休みは、子供たちにとって大きな休暇期間なのです。
大きく伸びる子は、たった3日間で伸び、伸びない子は30日経っても伸びません。
意識改革できるのが、夏休み。
この夏やすみを、どう過ごすか?
あなたにとって、素晴らしい夏休みであるよう祈っています。
共に成長しましょう!
7月16日 12:23
「認知力」を上げる
認知とは何でしょうか?
観察力
洞察力
予測力
思考力
基礎技術力を高める練習で、「ボールを止める」ことをたくさん行います。
その技術をいかに正確に行えるかどうかが次のプレーに大きく影響をします。
ボールが良いところへ置ければパスも正確性が増し、ミスが減るだけでなくチャンスが増えます。
来たボールを良いところに置く。
これができればプレーヤーとしての質が高まりプレーの選択肢も増え、視野の広い選手、判断できる選手になります。
では、これができない選手はどうなのか?
残念ながらサッカーを楽しむことができません。
うまくいかないから適当に蹴るか、止めても何処かへ行ってしまい相手にボールを奪われる機会が増えます。
上手くないから味方からのパスも来ません。
出しても止められなければ失いますからピンチが増えます。
どうしたらボールを正確に止められるのでしょうか?
簡単です。
コーチの話を聞き、やることをよく見て同じように真似るのです。
これだけです。
これができる子と、できない子では大きく差が出ます。
これができる子はミスが減ります。
できる子は先に進みますが、できない子は先へは進めません。
ここが勝負の分かれ道なのです。
「賢さ」とは何か?
賢さとは、見る、聞く、すぐに行動することのできる人です。
そこに必要な要素が「認知力」です。
認知できないと正しい判断はできません。
正しい判断ができなければ行動しても失敗します。
だからこそ、認知力が大切なのです。
認知するにはいくつか必要な要素があります。
1.素早く考えて積極的に行動する
2.周りを見て一瞬で考えて判断し行動する
3.全体のバランスを掌握し的確な状況判断する
4.次に何が起こるかを予測する
5.時間をかけない判断力と行動力
できる子もいれば、できない子もいます。
できる子は全体の20%弱
できない子は80%強
できる子は、自分でやる
できる子は、時間に来る
できる子は、言う前にもうすでにやっている
できる子は、自分で考えて発言する
できる子は、失敗をすぐに認める
できる子は、失敗から学ぶから失敗を繰り返さない
できる子は、自分の行動に責任を持つ
できる子は、人のせいにしない
できる子は、すべて(認知・判断・行動)が早い
できない子は、人任せ
できない子は、いつも同じ(いつまで経っても同じ)
できない子は、いつも親任せ(思考・判断・行動)
できない子は、親が任せない(信用していない)
できない子は、失敗から学ばない
できない子は、失敗を繰り返す
できない子は、失敗を全て人のせいにする
できない子は、親が冒険しない(ミスさせない)
できない子は、すべて(認知・判断・行動)が遅い
その日のうちにできることは全てやる!
やれるように努力(認知・判断・実行)する
ここがポイントです。
できるようにするには、どうすればよいか?
もうお分かりですよね!
6月25日 06:50
もう半年が終わろうとしています。
寒かった冬が終わり、春になって進学や進級し初夏のGWもあっという間に過ぎ去り梅雨です。
さて、みなさんは自分の課題や、すべき点に関してどう取り組んでいますか?
先日、練習の合間に選手一人一人と面談し、課題点を確認して、どう進めていくかを個別面談しました。
子供たちは、我々が思っている以上に考えていて、素直に真摯に向き合っています。
自分に対して正直に向き合っていると感じました。
安心すると同時に、ほんのちょっとした動機付けで伸びるのだと確信しました。
成長のヒントは、ここにある。
彼らに与えるべきは、勇気を持って挑める機会です。
その機会を逃さないためにも、親御さんの皆さんにお願いがあります。
それは、多少の困難な状況や手間がかかってしまう場合でも、彼らに委ね、彼らを信じ、失敗すると分かっていてもチャレンジさせる機会を与えること。
ほんの2〜3時間、練習に行くだけで、今まで感じたことのないようなやる気スイッチが入ったり、ピントが来たりするものなのです。
夏休みは、子供たちにとっての、そういう機会なのです。
是非、チャレンジしてみてください。
子どもにとっての夏休みは、「遊び」こそ最大の勉強です!
その機会を与えてみてください。
6月1日 23:31
なぜ、試合をするのか?
日々のトレーニングの成果を試す「場」が試合。
試合とは、読んで字の如く、試し合い。
今、取り組んでいること。
①1対1の守備の基本原則の理解と実践
②守備の基本原則となる、チャレンジ&カバー
③パス&コントロールの基礎技術の習得(止める、蹴る)
④良い体の向き=良い視野の確保(ボール、ゴール、相手、味方、スペースを見る、見ておく)
⑤パス&ゴー(ムーブ)の徹底
⑥オフ・ザ・ボールの動きの徹底
⑦仲間を助け、失点を防ぐコーチング(指示の声)
⑧人もボールも速く動かす(認知・判断・実行を速くする)
たくさんありますが、まだほんの一部にしか過ぎません。
これらの要素を入れたトレーニングを行い、選手たちに習慣化させるのが狙いです。
これらを習得するには、いくつか必要な要素があります。
❶常に全力で100%の力でプレーする
❷高い強度と負荷が必要になる
❸相手よりも速く認知(考える)し、予測して動く
❹迷わない、探さない、見つけない
❺決めておく
❻最後まで諦めずにやりきる(最後の最後まで足を出す)
❼間接視野でプレーする(ボールを見ずに前を向く)
❽常に相手の裏を描くプレーを心がける
試合で最低限、必要な要素です
これらができない、やろうとしない、やりきらないと雷が落ちます
やれるのに、やらない
できるのに、諦めてしまう
自分と味方を信じない態度を取る
自分のエゴや我を出さない
昨日までの自分を捨てる
今日から、また新しい自分になる
僕は、やれる!
君ならできる!
私だけができるけど、みんなもできるし、みんなとだからできる!
さあ、試してみよう!
せっかくだから試してみよう!
どうせやるならおもいっきり試してみよう!
しっぱいしてもいいんだから、やってみよう!
やったもんがちだぞ!
少なくとも私は、そう思っていつもやっている!
おっさんに負けるな!
ついて来い・・・
4月16日 13:52
【成長する選手の特徴】
なぜ、このトレーニングをしているのか?を常に考える
どうしたら上手くいき、相手に勝てるのか?を考えてすぐに試すことのできる実行力
もっと工夫してみよう!という創造性と反復性(反復力=学習能力)
コツコツ積み重ねて努力する姿勢=できる選手はノートを活用し頭を整理する
認知(聞いて、観て、考える)〜判断〜実行することを常に心がけている
成長する選手の最大の特徴=自ら行動できる、素直で謙虚、感謝の気持ちを持っている
大事なことは何か?
同じミスを何度も繰り返してはいけない
失敗から学ぶ。そして次に同じミスを繰り返さないよう意識して取り組む
人の話を聞いて理解しようとする〜気づく、意識する、素直に取り組む、素直に学ぶ
人のやることを観て考えて、すぐに実行する
コツコツ積み重ねる=基礎力を高める〜努力できる忍耐力と集中力(精神力・体力)の向上
【成長しない人=伸びない人の特徴】
人の話を聞かない=やることを理解しない、理解できない
考える力(予測力)の欠如=考えない、考えようとしない
すぐに行動しない実行力の欠如
素直に人の意見を聞いて考えない、試さない、実行しない
自分で判断しない=自分勝手な行動と言動をする、自己責任を負わない、現実逃避する
与えられすぎて、自分で努力しない=自立できない(自ら行動しない、やろうとしない)
結果と原因の法則から何も学ぼうとしない=何事も結果には原因があり要因がある
大事なことは何か?
1. 上手い下手に関係なく、目の前の事に全力で取り組む
2. 100%本気、最後まで諦めない姿勢
3. 自己責任を取る(人のせいにしない)
4. 人への感謝の気持ちと謙虚さを持ち合わせる
5. 時間(約束)を守る、準備、片付け、整備清掃作業を自ら進んで行う
『良い習慣を身につけた選手』の育成
アッチ・フットボールアカデミーの理念は、「良い習慣を身につけた選手」の育成です。
サッカーを通じて選手として良い習慣となる、周辺の視野の確保・ボールコントロール技術の巧みさ上手さ、フィジカルの強さとバランス、強いメンタリティ、戦術理解力(賢さ)です。
これらを身につけるには時間がかかります。絶え間ない努力と時間が必要になります。
遊んでいる時間や暇はありません。なぜならサッカーは常に進化し進歩し続けるからです。
賢さを身につけた選手だけが生き残っていきます。それは全ての分野に通じています。
学び
ゴールデンエイジ(10~12歳頃)=即座の習得時期は一生に一度しか訪れない大切な時期です。小学生年代で身に付けた「良い習慣」は、一生忘れることはありません。
だからこそ、とても大切で貴重な機会を逃してはならないのです。もう時間はありません。
夏休みがリミットです。そこから先は本人が強く意識しない限り習得は不可能です。
今すぐにでも学び習得し、反省点を見つけて気づいて修正し改善し克服できるかが鍵です。
気づくことができれば幸いですが、気づかなければ、そのままです。もう取り戻せません。
この時期に受験や本気でプレーしていない選手は、残念ながら一生取り戻せません。
年々ジュニアユースセレクションは時期が早まっています。そこを理解することです。
残された時間は多くありません。人と時間、機会(環境)を大切にすることです。
今、すぐに実行(実践)すべきこと
1. 今、自分がするべきことを考える
優先順位をつけて課題を克服し改善していく
2. ノートを活用する
自分の長所と短所を探し見つけ、真剣に取り組む
3. 基礎技術力を身につける=技術は裏切らない
自信を身につけ深める
4. 基礎体力を身につける
体力(最後までやり切る力)と精神力(集中力)の向上
5. 戦術能力を身につける
学習能力を高める(個人戦術とグループ戦術の理解)
やるか、やらないか、全て自分次第。
ここが個人能力(脳力)に差が出るところ。
やる人はいつでも、どこでもやる。
やらない人はいつまで経ってもやらない、やれない。
3月6日 15:42
サッカーと受験(文武両道)by 四方田(6年生)
我が家は塾に通っていなかったため、多くのご家庭とはちょっと違った形だと思いますが、どのように中学受験に向き合ってきたかをご紹介します。
塾に通っていなかった、と書きましたが、実際は3~4年生の2年間は塾に通っていました。
3年生になるときに、中学受験をするかどうかは決まっていないものの、勉強する習慣を身につけたり、勉強を通じて考える力を養うことは、先の高校受験や大学受験、また社会に出てからも役立つことだと考え、塾に通うことにしました。一方で、小学生の間は勉強よりも、遊んだり、サッカーをしたり、といったことのほうがもっと大切に違いない、という思いもあり、勉強だけを主軸にするのは避けたいとも考えていました。このような非現実的というか楽観的というか、甘い考えのもと、もしかしたら、都立中学の受検であれば、我が家の方針に近い形で勉強に取り組めるのではないだろうかと勝手に考えて、都立中学受検をメインにしている塾を選択しました。ここまでは本人の意見を聞くことなくすべて親の判断で進みました。それから2年近くが経った4年生の12月に、「塾をやめたい」という申し出が本人からありました。ただし「中学受験はしたい」という本人の意志を尊重し、Z会の通信講座で勉強していくことを提案しました。「その形でやりたい、自分で頑張る」ということで、12月いっぱいで塾をやめ、通信講座に切り替えました。また、都立メインで進めるのは選択肢がとても狭まることがわかってきたので、都立中向けではなく私立中向け講座を選択しました。
はたして塾に通わずに受験に対応できるだろうか、という不安はもちろんありました。でも、無理やり通わせても意味がないし、結果はもちろん大事ですが、そこにたどりつくまでの過程がそれ以上に大切だと考えました。そして、もし合格できなかったとしても、自分が選択したやり方で自分をコントロールしながら努力した経験はこれから先の人生で役に立つだろう、と前向きに考えることにしました。
5年生のときは、平均すると、週5日、1日あたり2時間程度、Z会の教材に沿って勉強していました。ただ、やはり塾に通うのとは違って強制的に勉強しなければならないという環境ではないため、どうしてもだらけてしまう時期もあり、進み具合には波がありました。遅れた分は夏休みや冬休みなど時間があるときに挽回して、という形でなんとか進めていきました。それと、通信講座に切り替えるときに、「模試はなるべく受けよう」という約束をしていたので、各塾が実施している模試を(私立中模試だけでなく、都立中向け模試も)定期的に受けていました。
6年生になったころ、本郷中学を志望校にすることを明確に決めました。5年生のころからいくつかよさそうな学校を親がピックアップしていて、そのなかから本人が決めました。学校説明会は5年生のときに本郷を含めて2校にいきました。他に親だけが説明を聞きにいった学校が1つ。本郷については、6年生の11月にあった入試説明会にも参加しました。
6年生になると教材の量が増えやるべきことは増えたものの、しばらくは5年生のときと勉強時間にそれほど変化はありませんでした。その後、徐々にペースがあがってきてはいたものの、私の印象ではそこまで劇的な変化はみられず、イライラすることも多々ありましたが、そこは妻がうまくコントロールして、本人が気持ちよく勉強できるように対処していました。最後は私も考え方を変えて、「勉強量を増やしてラストスパート」ではなく、心身ともによい状態で本番に臨めるよう、早寝早起きをする、ランニングをする、など「コンディション調整」に意識を向けさせることにしました。試験の1週間前からは当日と同じ時間割で勉強する、休憩する、ということもやってみました。
出願する学校に関しては、都立向け模試の結果がそこまで悪くなかったので、わずかな可能性にかけて小石川中学も受検することにし、3~4年生のときに通っていた塾の入試直前対策講座を1月に受講しました。そして、他の私立中学も受けるかどうか迷いましたが、「本郷、小石川以外に行く気はない」と本人の意志が固かったため、私立は本郷のみの出願としました。結果は、小石川は不合格で、本郷に合格することができました。
結果論にはなりますが、志望校が少なかったため、本郷に関しては、公開されている過去問のほとんど全てをやり切り、出題傾向や、合格最低点をとるためにはどこで点を取る必要があるか、を本人がよく理解できたことは、とても良かったと感じています。
サッカーについては、勉強のスケジュール調整が自由にできたため、AFAの活動は、今年の1月だけはさきほどいった都立中対策講座を受けたこともあって一度も参加できませんでしたが、それ以外は5年生までとほぼ変わらないペースで参加することができました。また、三菱養和のスクールにも週2日通い続けることもでき、サッカーをする時間をある程度は確保できましたし、勉強の合間のサッカーで心身ともにとてもリフレッシュできていたと思います。サッカーにおいて大事な年代でブランクをつくらずにボールに触れる時間を持ち続けることができたことも、今後サッカーを続けていくうえでとてもよかったと考えています。
時間的に厳しいときでもAFAの活動には参加すると言って、なんとかやりくりしていたのは、サッカーが好きで楽しい、ということはもちろんですが、3年生でAFAに入ってからずっと仲良く接してくれていた清和小の3人とサッカーをやりたいという気持ちが大きかったのだろうと、本人の言動からも感じました。学校内の生活だけではここまでの成長はなかっただろうと思いますし、AFAで出会えた仲間や、皆と一緒に過ごせた時間はとても貴重な経験でした。
こうして振り返って文章にしてみると、受験についてはリスクの大きい綱渡りのような選択や決断だったことをあらためて感じていますが、なんとか志望校に合格することができ、そして中学生になってもサッカーを続けられる環境が確保できたことに心からほっとしております。
すでに中学受験の準備を進めている方、どうしようか検討されている方にとって、今お話ししたことが少しでも参考になれば幸いです。以上です。
2月17日 09:56
子どもが、「なんでもできるようになる」ための心がけ10
1. やり方やルールを簡単に説明し、子供の意見や考えを聞いて、やらせてみる
子どもは、親の顔色を常に伺っているので、本当のこと(本音)は簡単には言わない→親は自覚する
2. 子どもの考えが出るまで待つ→ここを待てないと子供はチャレンジ(考えて判断・行動)しなくなる
3. 考えや意見が出たら、やらせてみる(プランを練る、出す)
4. 親は手出し、口出ししてはいけない→子どもの思考・判断・行動力を奪うことになる
5. やってみた結果を検証し分析する→自分を振り返る(反復する)=反復力が高い子は学習能力が高い
6. 結果、どうだったか検証する=この作業のできる子は賢さを身につけていく
7. 正しかったか、間違っていたかを判断し次につなげる(反復性)=学習能力〜自己責任能力
8. M(マッチ=試合・実戦)→T(トレーニング)→M(マッチ=試合・実戦)→P(検証・分析・プランニング)
9. 自分で出した答えや考えを持つことで、子供の能力は成長する
10. 自立すると顔つきが変わる〜目つきが鋭くなり顔が締まる